夏休みにみた映画

今年の夏休みはとにかく映画見まくってやるうううと燃えに燃えた結果、9作品見ました。ふう!そんなわけで見たものメモ。おすすめだよー!と声高らかに言いたい映画もあるよ!とりあえずネタバレしないように感想かいてみるけど、難しいよ!
ではまず4作品。


風立ちぬ [DVD]

風立ちぬ [DVD]

ものをつくりあげることにとりこまれた人がものをつくりあげることにとりこまれた人を撮った映画!という感じだった。そのとりこまれる人の声を庵野監督につけてもらうっていうね。なんかこれだけで、この映画は完成されたんだわ、としみじみと思った。
堀越次郎はあの喋り方でよかったと思います。上手じゃなかったのが、すごくリアルだった。堀越次郎は飛行機以外じょうずじゃない人だったから、あれでいい。一回目、なんで自分が泣いているのか分からなかったのでもう一回みたけど明確にならなかった。満たされた、という気持ちでいっぱい。


デビット・フィンチャーのサスペンスっていうだけでハードルがあがるのかな。もっと精神的に痛めつけられるかしら!って思いながら観たからいけないんだ(Mっけ全開)テンポはいいのでラストまで見飽きることはなかったし面白いと思う。ストーリーも思ったところに着地するし後味も悪くない。ただ、もう一回「あれ?これフィンチャーの作品なんだっけ?」とクレジットを見返したのは事実w
ちなみにフィンチャー作品で有名なものはセブン、ゲーム(大好き)、ファイトクラブドラゴンタトゥーの女、など。


ホルテンさんのはじめての冒険 [DVD]

ホルテンさんのはじめての冒険 [DVD]

ノルウェー映画です。北欧独特の家具の色使いにまず見惚れる。ほんときれい、かわいい、真似したい!
映画の内容は生真面目に働いてきた鉄道運転士のホルテンさんが定年退職になる最後の出勤日に限って寝坊して遅刻してしまう、そしてホルテンさんは生まれてはじめての冒険へ、というような内容。
これを現実の出来事ととるか、ホルテンさんの夢の中の出来事ととるか、現実と夢が混ざり合ったものととるか、いろんな見方ができるんじゃないかなあ。とても静かで良い映画でした。ときおり差し込まれる音楽が物語の邪魔にならなくてこれまた素敵。画面上では大きな起伏のない映画なので退屈と思う人もいるかも。


マラヴィータ [DVD]

マラヴィータ [DVD]

マフィアとコメディーが融合して比較的失敗してない映画!面白かったよ\(^o^)/
ロバート・デ・ニーロが映画の中でグッドフェローズの上映会に出向くというシーンには思いきり噴きました。
元マフィアの一家が頭のいかれた人ばかりで、前半はコメディ色が強く後半からラストにかけてはぐっと温度をさげたマフィア映画の醍醐味も味わえるようになってました。私は後半も最初のテンポで押してみてほしかった気もしますけど。ラストシーンをみて、ああこの一家はいつもこういう道を進んでいくんだろうなあ、朝日のさんさんと当たっているなかじゃないんだなあって感じた。うーん、でもこのファミリーならオープンカーで真昼間でもいいかもね。
あと何がどうしたってデニーロが髪を撫でつけてびしっとスーツを着てくれるっていうそれだけでもう、すべて許したくなるよね!